台風21号が徳島から近畿、北陸地方に大きな爪痕を残してしまいました。季節柄台風の時期ですが、家の前の植木鉢やゴミ箱ぐらい片付ける程度で、深刻な対策を講じたことは人生一度もありませんでした。今回まったく無防備でした。(反省)
自宅の近くでは、屋根のトタンがめくれて電線にぶら下がり火花が散るわ、自家用車に当たるわ、家の周りにあった小物はすべてなくなりました。空には波板やゴミ、看板などが宙を舞って何時頭に当たってもおかしくない状態でした。
こんなトタンが空を舞っているのですよ(どこの家なのかわかりません)
本当に人生初の体験です。京都市内もあちらこちらで被害があり神社仏閣の歴史ある建造物の倒壊をはじめ、大きな樹齢数百年の大木が倒木するほどですから、想像を絶する台風でした。ニュースを見ていると関西空港なども浸水で大変にことになったり、近畿地方全体に大きなダメージがありました。
自然災害というのは本当に防ぎようのないと言われていますが、ダメージを少なくすることが出来ることを今回の台風で教えられました。古い建物の改装修繕、違法建築の撤去(ビルの上に設置したプレハブや物置小屋)などは絶対に見直しが必要だと思います。数百キロの小屋が上から落ちてくるのですよ。それからガラスが割れる被害も何かが飛んできたものが当たり、割れていることが多く飛来物を減らすことが大切です。それから夏に伸びた樹木の剪定も必要です。
車の運転に「自己防衛運転法」という運転方法があります。事故を起こさないことはもちろんですが、事故にあわない、巻き込まれないなどの危険予測運転を教習で学習します。それと同じで災害でも事前に天気予報で勢力がわかるのですから、事前対策が本当に必要なことを痛感いたしました。
「自分は交通事故を起こさない」と同じ考え方で「たいしたことない」といっている人がリスクマネージメント出来てなく、万一の際に大きなリスクを背負うことになります。これからはしっかり事前対策して、交通事故も含めて災害の対策をしっかり行いたいと思います。それから車の保険と同じで自宅の火災保険も必要です。火災でなくても風災被害で保険金が出るようです。(契約内容による)
今回、大きな被害を受けられた方には、心よりお見舞い申し上げます。まだまだ台風が発生する時期です。油断しないように注意しましょう。